【完全版】ナンガ焚火ダウン別注モデルの違い!選び方を徹底比較

今回は、アウトドアブランド「NANGA(ナンガ)」の人気アイテム「焚火ダウン」について、特に別注モデルの違いを詳しく解説していきます。
なお、2024年から「焚火シリーズ」の名称が「ヒノックシリーズ」に変更されていますが、素材や性能は同じです。
この記事では分かりやすさを考慮して「焚火ダウン」という表記を使用していきます。
まずは各モデルの違いを表にまとめました。
モデル | 価格(税込) | ダウン比率 | フィルパワー | ダウン量 | 重量 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
オリジナルモデル | 74,800円 | 90:10 | 770FP | 155g | 1,134g | ・最高スペック ・豊富なポケット(6つ) ・レトロなデザイン |
オレンジ別注 | 51,800円 | 80:20 | 650FP | 122g | 880g | ・コスパ最高 ・都会的デザイン ・軽量設計 |
ロココ別注 | 59,400円 | 90:10 | 760FP | 140g | 975g | ・高スペック ・スタイリッシュ ・寒冷地向き |
ジーンズファクトリー別注 | 59,950円 | 80:20 | 非公表 | 非公表 | 非公表 | ・左腕ロゴパッチ ・ベーシックデザイン |
※ 2024年1月現在の情報です。

本文ではより詳しく解説して行きますね^^
ナンガ焚火ダウンとは?
ナンガの焚火ダウンといえば、キャンパーからの信頼が厚い定番アウター。
火の粉に強い特殊素材を使用しながら、高い保温性も兼ね備えた実力派ダウンジャケットです。
2016年の発売以来、その高い機能性から多くのブランドやショップとコラボレーションを展開し、様々な別注モデルが生まれてきました。
今回は、それぞれのモデルの特徴や違いを詳しく見ていきましょう。
焚火ダウンの基本スペックを知ろう
まず、焚火ダウンの基本的な特徴を押さえておきましょう。
表生地:難燃素材HINOCの秘密
焚火ダウンの最大の特徴は、表生地に使用されている難燃素材「HINOC(ヒノック)」です。
この素材は以下の配合で作られています。
- ポリエステル:93%
- アラミド繊維(ケブラ):7%
この配合により、通常のダウンジャケットの弱点である火の粉への脆弱性を克服しています。
なんと、消防服にも使用されているケブラ繊維を採用しているんです!
ダウン量と保温性について
焚火ダウンの暖かさを決める重要な要素が、ダウンの量と質です。
一般的に下記の2つのタイプがあります。
- ダウン90%・フェザー10%:高級モデル
- ダウン80%・フェザー20%:スタンダードモデル
ダウンの比率が高いほど、暖かさと価格が上がる傾向にありますね。
フィルパワーの重要性
フィルパワー(FP)は、ダウンの膨らみやすさを示す指標です。
焚火ダウンでは下記のような展開があります。
- 770FP:最高級モデル
- 760FP:ハイエンドモデル
- 650FP:スタンダードモデル
650FP以上あれば十分な保温性を確保できます。
主要別注モデルを徹底比較!
それでは、人気の別注モデルを詳しく見ていきましょう。
オレンジ別注モデル
【スペック】
- 価格:51,800円
- ダウン比率:80:20
- フィルパワー:650FP
- ダウン量:122g
- 重量:880g
和歌山のアウトドアショップ「オレンジ」による別注モデル。
都市部での使用を考慮した絶妙なバランス設計が特徴です。
最大の魅力は、コスパの高さ。
必要十分なスペックを維持しながら、5万円台前半という価格を実現しています。
特に関東以西の都市部での使用に最適で、電車通勤にも使いやすい設計になっています。


ロココ別注モデル
【スペック】
- 価格:59,400円
- ダウン比率:90:10
- フィルパワー:760FP
- ダウン量:140g
- 重量:975g
大阪のアパレルショップ「ロココ」による別注モデル。
高いスペックと都会的なデザインを両立させた逸品です。
オリジナルモデルに近い保温性を持ちながら、すっきりとしたシルエットを実現。
寒冷地での使用や、本格的なアウトドアユースにも対応できる実力を持っています。


ジーンズファクトリー別注モデル
【スペック】
- 価格:59,950円
- ダウン比率:80:20
- フィルパワー:非公表
- 重量:非公表
高知のアパレルショップ「ジーンズファクトリー」による別注モデル。
左腕のロゴパッチが特徴的なデザインが魅力です。


オリジナルモデルと別注モデルの違い
デザイン面での違い
- オリジナル:レトロなアウトドアテイスト
- 別注:都会的でスタイリッシュなデザイン重視
オリジナルモデルはアウトドアウェアとしての機能性を前面に出したデザインですが、別注モデルは普段使いもしやすいようにすっきりとしたシルエットで仕上げられています。
特に別注モデルはポケットの配置やネックラインなど、細部までタウンユースを意識した設計になっているのが特徴です。
機能面での違い
- オリジナル:フル装備の最高スペック
- 別注:用途に合わせた最適化スペック
オリジナルモデルは考えられる限り最高のスペックを詰め込んでいますが、別注モデルは使用シーンを想定して必要十分なスペックに抑えています。
例えばオレンジ別注は都市部での使用を考慮して軽量化を図り、ロココ別注は寒冷地でも使えるよう保温性を重視しています。
価格帯の違い
- オリジナル:74,800円
- 別注:51,800円~59,950円
オリジナルモデルは最高スペックを追求した結果、価格も最も高くなっています。
一方、別注モデルはスペックの最適化によってコストを抑え、より手の届きやすい価格帯を実現しています。
特にオレンジ別注は5万円台前半という価格で、コストパフォーマンスの高さが人気の理由となっています。
これらの違いは、それぞれのモデルが異なるニーズに応えるよう設計された結果と言えます。
オリジナルモデルは妥協のない本格派向け、別注モデルは実用性とファッション性のバランスを重視したデイリーユース向けというポジショニングの違いが、各特徴の違いとなって表れています。
用途別おすすめモデル
ここからは、具体的な使用シーンごとにおすすめモデルを紹介します。
都市部での普段使い
→ オレンジ別注がおすすめ
通勤や休日のタウンユースがメインの方には、オレンジ別注がベストです。
適度なスペックと軽量な設計により、電車での移動や暖房の効いた室内でも快適に過ごせます。
デザイン面でもスタイリッシュで都会的な印象のため、ビジネスカジュアルからプライベートまで幅広く活用できます。


本格的なアウトドア用
→ ロココ別注がおすすめ
キャンプや野外活動を主な用途とする方には、ロココ別注がおすすめです。
オリジナルモデルに迫る高い保温性と、十分なダウン量を確保しながら、価格は抑えめに設定されています。
難燃素材の特性を最大限に活かせる焚き火のそばでの使用に特に適しています。


寒冷地での使用
→ オリジナルモデルが最適
北海道や東北、あるいは山間部など、本格的な寒さに対応する必要がある方には、オリジナルモデルが最適です。
770FPという最高グレードのダウンと豊富なダウン量により、厳しい冷え込みにも対応できます。
また、6つの大容量ポケットは防寒小物の収納にも便利で、真冬の屋外活動をサポートします。
まとめ
最後に、選び方のポイントをまとめておきましょう。
使用環境を考える
- 都市部→オレンジ別注
- 寒冷地→ロココ別注・オリジナル
予算で選ぶ
- 5万円台前半→オレンジ別注
- 5万円台後半→ロココ別注・ジーンズファクトリー別注
- 7万円台→オリジナル
重視するポイント
- デザイン重視→各別注モデル
- 機能重視→オリジナル・ロココ別注
どのモデルも高い品質基準を満たしているので、最終的には使用環境と好みのデザインで選んでも間違いありません。
特に、コスパを重視するなら「オレンジ別注」、本格的な使用を考えるなら「ロココ別注」がおすすめです。
ぜひ、この記事を参考に、あなたにぴったりの焚火ダウンを見つけてください!
毎年人気の商品なので、気に入ったモデルがあれば、早めの購入をお勧めしますよ。



